東京都品川区のペインクリニック

星状神経節ブロック

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星状神経節ブロック

この神経ブロックはペインクリニックで最も頻繁に行われる神経ブロックの一つである。このブロックは肩関節や上肢の血流を促進し50肩の除痛とリハビリテーションに有効である。

下頸神経節と第一胸神経節が癒合したものが星状神経節である。この神経節は胸腔鏡下交感神経切除術でしばしば胸腔内から観察が可能である.第7頸椎横突起と第一胸椎横突起の腹側に存在する。この神経節は椎前葉と頸動脈鞘に挟まれている。そのため針先を横突起に接触させて薬液を注入すると両筋膜に挟まれたコンパートメントに薬液が広がりブロック効果が得られる。

仰臥位とし枕をはずす。頸部が緊張しない程度に軽く顎をあげ頸椎を後彎させる。

また緊張をとるために1cm程度口を開けさせる。こうすることで頚椎横突起が浅くなり頸部腹側筋肉の緊張が減弱し触診がしやすくなる。

針は25mm, 25Gディスポーザブルを使用する。注射器は5mlプラスチック製を使う。頸部は腰部と異なり分厚い筋肉を貫くことなく目的まで達することができるので、重いガラスの注射器を垂直に操作すると重力で注射器が進み、針先が横突起に衝突する可能性がある、注射器は軽く握り、ごくわずかの力で進める、決して針を骨にぶつけてはいけない。

頸動脈を外側に圧排したら常にその拍動を指腹に感じておく。次に二本の指を立てて軽く頭尾側に動かす。そうすると第六頸椎横突起が触知できる。その指先をわずかに外側に動かすと第6頚椎横突起先端カサイナック結節が触れる。この結節が触れたら手首を患者の鎖骨に当てて安定させる。二本の指の間からカサイナック結節の内側で横突起の基部に向かって注射器につけた針を進める。十分に指を立てると10-15mmの深さで横突起の表面に接触する。そのとき決して針を強く骨に当てない。慎重に吸飲テストをした後利き腕対側でしっかりと注射器を保持しその手の平を患者の前胸部または頸部に当てて、注射器を固定してゆっくりと5mlの1%局所麻酔薬を注入する。抜針もゆっくりと行う。穿刺した針の跡は確実に指を立てて圧迫する。

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